きんぎょのいろいろ

色もカタチもいろいろ!水槽でひらひらと優雅に舞い踊る!


ワキン

先祖のフナにもっとも近く、丈夫で飼いやすい品種です。




リュウキン

もっとも金魚らしい金魚として高い人気を誇る品種です。




コメット

長い尾ビレデ活発に泳ぐ姿は優美です。入手しやすいです。




アズマニシキ

オランダシシガシラの体型に、赤、白、黒などの色を取り入れた品種です。




デメキン

突き出た大きな目が特徴です。クロアカ、三色など色もいろいろで、飼育が簡単です。




オランダシシガシラ

長い尾ビレと頭のコブが特徴です。体長が50cmにもなる系統もあります。




ランチュウ

背ビレがなく、頭にコブが発達します。全国各地で品評会が行われる人気品種です。




タンチョウ

丹頂鶴を思わせるまっ赤な頭が特徴です。体型はオランダシシガシラに似ています。

金魚を飼う前に準備するもの

1.水槽とフタ

 水槽は、金魚のお家です。なるべくいい環境で育ててあげましょう。
 水槽は、水を入れるとかなり重くなります。水平で歪みの無い場所を選びましょう。また、直射日光のあたる場所や、電化製品の側なども避けてください。飼育水の蒸発防止やライトを水滴から守るフタも必ずしましょう。
 
 『飼育の目安』
  金魚…ワキン、リュウキン、デメキンなど
   約12Lの水槽 3~5匹
   約18Lの水槽 5~7匹
   約23Lの水槽 7~10匹 

  数字は目安ですので、ゆとりを持った飼育をおすすめします。


2.フィルター

 観賞魚のフンやエサの食べ残しをキレイにします。エアポンプが必要なもの(エアリフト式)と単体で使用できる水中ポンプなどを使用したもの(水中ポンプ式)があります。それぞれ飼育目的や水槽の大きさによってさまざまな種類があります。


3.エラポンプとエアチューブ

 飼育水に空気を送ります。必ず水槽の水位より高い場所に設置しましょう。
 エアポンプをエアストンやエアリフト式フィルターに接続します。


4.水温計

 必ず水温を確認するようにしましょう。


5.砂利

 魚を落ち着かせ、水質を安定させる働きがあります。水槽専用のものを使用し、よく水洗いしてから使用します。


6.カルキ抜き

  水道水に含まれる消毒用の塩素を中和します。塩素は観賞魚に有害なの必ず中和してから使用します。


7.水草

  隠れ家になったり空腹時に食べたりします。金魚飼育での水草育成は難しい面もあるので管理できない場合は人工水草を使用すると良いでしょう。


8.ヒーター

 飼育水を温めます。水温を設定温度で自動調節するオートタイプとサーモスタットを接続して自由に水温をコントロールできるタイプがあります。必ず水温(18度~25度)を確認するようにしましょう。


9.ライト

 水槽内を明るく照らします。水草の育成にも不可欠です。

いろいろな水草

ウィローモス

リシア

ニューパールグラス

タイニムファ

イエローリシマキア

ハイグロフィラロザエネルビス

レッドルドヴィジア

カーナミン

レッドグラス

グリーンロタラ

アヌビアスナナ

アヌビアスナナ

ミクロソリウム

アナカリス(金魚藻)

グロッソスティグマ

ニューオランダ

ヘミグラフィスナローリーフ

カルキ抜き

水道水で水の生き物を飼育する場合、水道水に含まれる残留塩素を抜く(脱塩素)必要があります。

1.汲置きする

 バケツなどの容器に水道水を入れて日光にさらし、強いエアレーションをして1日汲み置きする。

2.脱塩素剤を使う


← テトラコントラコロライン(液体)
















← ハイポ(粒)
  結晶チオ硫酸ソーダのことです。

水換え

 金魚は変温動物なので、水温の急激な変化に対応するのが苦手で、健康をそこねて病気にかかりやすくなることもあります。

 温度差のある新しい水に急に入れられると、金魚はびっくりしてしまいます。しばらく同じ環境に置いておいて水温が同じくらいになってから金魚を入れて上げましょう。水換えは、2週間に1回程度、1/3~1/2を目安にします。

エサの与え方

 1回に与える量は、2~3分で食べ終わる量が目安ですが、水温や金魚の体調によって変わりますので、食べ終わるまで観察しましょう。残ったエサは必ず取り出します。残ったエサが腐って水を汚す原因となります。与える回数は、春から秋では1日に2~4回ほど、冬場は1~2日に1回程度で十分です。